プロジェクト対談
あさレポとは?
高度なAI顔認証技術を使用した、安全運転支援クラウドサービス「あさレポ」をリリースしました。ドライバーが出勤前にアルコールチェックと検温をスマートメディアで行いデータをクラウドで管理する画期的なシステムです。
- SaaS開発センター 田邊 勝大 2016年入社
- SaaS開発センター 渡邉 太郎 2015年キャリア採用入社
入社6年目で自社サービスの開発に参加
- 渡邉:
- プロジェクトに入って何ヶ月ぐらいでしたっけ?
- 田邊:
- 僕が入ったのは2021年5月ぐらいからなので、半年くらいです。
最初はAIの顔認証に関する調査を進めていたのですが、当時あったアイデアの中からアルコールチェッカーと組み合わせたサービスを開発しようという話になり、あさレポのプロジェクトが立ち上がりました。 - 渡邉:
- アルコールチェッカーというアイデアはどこからきたの?
- 田邊:
- 副社長からですね。副社長にお客様から要望があり、下調べを経てAIを使って実現できそうだねという話になりました。
- 渡邉:
- 自社サービスの開発に、1から入る経験はあまりないんじゃないかなと思うんですけど。何年目だっけ?
- 田邊:
- 6年目です。
- 渡邉:
- 自社サービスに関われるのって結構、幸運といえば幸運なんで、いい経験ができると思うんだよね。
- 田邊:
- そうですね。前のプロジェクトをやっていた時も、割と早い時期からプロジェクトに入ったんですけど、リリースまで行かなかったんですよ。あさレポは世に出すところまで行けそうなので、その喜びを味わえると思います。
オフショア開発の難しさ
- 渡邉:
- あさレポを含め、当社では1年間で2つの新たなサービスを立ち上げてるよね。会社としてもリスクがあるし、他のプロジェクトは中国など海外企業を使っているのでハンドリングが難しいでしょう。
- 田邊:
- そうですね。経験も多くないので、こんな感じでいいのかなと探り探りですね。その難しさもあるのかなと。
- 渡邉:
- 実はもう1つのサービスが佳境で、あと1ヶ月で品質を押し上げていかないといけない段階。そこで感じているのが、海外の企業を使うと日本特有の丁寧さや使いやすさの部分に違いがあるということ。例えばUI/UXでいえば、他のサービスとではユーザーが2アクションするところを1アクションにする、といった気遣いができるかどうか。
あとは言語の違いかな。在宅勤務が始まって1、2年経ってようやく仕事環境には慣れてきたけど、言語の問題っていうのはなかなか上手くいかない。 - 田邊:
- 文化との壁というか、スタンダードが違うんだなって思います。
- 渡邉:
- そうそう。自分達だったら、このメニューの中に何がつくだろうかと想像がつくじゃないですか?こちらとしては当然と思っていることを指示しないといけないという苦悩がね。
あさレポの今後について
- 渡邉:
- 報道されている通り、法改正によって白ナンバー事業者もアルコールチェックの導入対象になるという話があるから、サービスリリースのインパクトは大きいので上手くいく感覚はあります。
- 田邊:
- 法改正に合わせて軌道に乗れるといいですね。
- 渡邉:
- あさレポの機能は、今はアルコールチェックの基本部分だけなんです。今後はドライバーの業務管理とか報告書をシステム化して、ドライバーに寄り添ったシステムに拡張していきたいですね。
- 田邊:
- 勤怠管理も含めて幅広くやっていきたいと思っています。