SENIOR SPECIALIST
シニアスペシャリスト
1999年10月入社
第二システムソリューション事業部
シニアスペシャリスト
Y.M.
鈴与シンワートでの職歴を教えてください。
SE、PL、PM、グループ長…、まだまだ切り拓ける無限のキャリア
若手の頃は、業務系の販売・顧客・生産管理といった業務系システムや公共系システムなど、幅広い領域で設計から開発まで担当していました。入社4年目からは設計工程をメインとするシステムエンジニアとして経験を積んだ後、プロジェクトリーダーとして案件に参画し、進捗管理、要員管理、品質管理も担当するようになりました。
これまで参画した中で最も大きなプロジェクトは、大手電機メーカーの社内システム開発です。鈴与シンワートだけで60名体制となる大型案件に、私はPLとして携わりました。大人数をコントロールする難しさに直面しながらも、大きなトラブルなく完遂できたことは良い経験となりました。その後はプロジェクトマネージャーとして経験を培い、複数のプロジェクトを横断で管理するセグメントのグループ長に昇格。2023年4月からは「シニアスペシャリスト」に昇格し、私の役割は日々拡大しています。
現在のプロジェクト、ミッションを教えてください。
大阪拠点で立ち上がった新セグメントのグループ長としての責任とやりがい
時代背景もあり、物流に強い組織であることをPRしていくため、約3年前(2020年)に大阪で立ち上がったセグメントが、物流グループです。新しい部門ということもあり課題は尽きませんが、私には、グループ長として一日も早く、収益と実績を生み出せる組織にする責任があります。
具体的には、東京の拠点にある物流コンサルティング事業部と連携し、コンサル・企画フェーズから開発・導入まで、物流システムのワンストップサービスを具現化します。また、ソフトウェアパッケージのメーカーとの共同開発事例やノウハウを活かしたさまざまなソリューションを提供することで、弊社ならではの強みを広めていきたいと思っております。
正直なところ、収支を考慮しながら理想のモデルを形成していくことは簡単ではありません。物流システムの経験が浅い若手の育成も急務ですし、過去、自身のプロジェクトを管理し、自身のお客様のみを考えていた頃とは比較にならない広い視野が必要です。しかし、これまでとは比べものにならない大きなやりがいがあることもまた事実です。
「手を動かす」から「案件を動かす」志向へ
個人的に収支・売上集計のための簡単なツールを作成し、それを事業部内へ展開するなど、現在でも技術は好きです。
ただ、そもそもグループ長に挑戦しようと決心したのは、プロジェクトを束ねる組織をマネジメントすることの重大さに魅力を感じていたからです。鈴与シンワートであるからこその大手顧客、ビッグプロジェクトの価値と社会への影響力は計り知れません。そして売上目標を考慮しながら、案件の選択や判断を行うことは大きな責任が伴います。
またお客様へプランの説明やより良い方法の提案を行うなど、営業的な視点やフットワークも必要です。このようにさまざまな角度から「案件を動かす」わけですから、技術者としての歴が長いとはいえ、自分に本当にできるのだろうかと心配することもありました。
しかし、事業部長と情報交換を行い、同グループ内のスペシャリストやメンバーと共に今後の在り方を模索し、物流グループも形になってきた今は確かな手応えを感じています。入社して20年以上経つ今も、挑戦と成長を繰り返しています。
ご自身が描くプロフェッショナル像を教えてください。
プロフェッショナル=プロジェクトを成功に導ける人物
プロジェクトの成功には、「顧客志向」と「品質志向」の2つが必要不可欠です。
まず「顧客志向」では、ニーズや要求を的確に把握した上で設計・開発に臨む必要があります。例えば、工場に導入するシステムであれば、工場で働く従業員の方々に意見を伺い、画面のイメージや使用方法についてすり合わせをし、期待を満たせるソリューションを提供するように努めます。
「品質志向」では、導入後に不具合が発生した時のことを予測します。システムに異常があれば、工場全体の機能が止まるという最悪のケースも考えられます。
そのような事態を招かないよう、漏れのない品質管理で安定したシステムを提供することも、プロジェクトの成功において重要です。それは管理能力も含めての「技術力の高さ」であると、私は思います。
将来の目標を教えてください。
人材育成を強化した組織マネジメントが、会社の未来を支える
前述した通り、物流グループの強みを確立させ「物流システムと言えば鈴与シンワート」と世の中に認知していただき、売上の最大化を図ることが第一の目標です。
第二の目標は若手が主体となってグループを動かしていく組織にしていくことです。
目標実現のためには若手の育成も兼ねた、ベテランからのスキルトランスファーが必須となります。物流グループに限らず、人材育成は弊社全体の経営課題でもありますので、今後、ますます重視される目標になると考えています。より働きやすく、成長意欲が持てる環境整備にも貢献し、次世代の若者が成長し活躍できる職場をつくっていきたいと思います。
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